利ざや
金融機関が資金を調達する際の金利(コスト)と、貸し出す際の金利(収益)の差額。銀行の主要な収益源の一つ。
銀行の利ざやビジネス
伝統的な銀行のビジネスモデル:
- 預金者から0.01%〜1%程度の低金利で資金を調達
- 企業や個人に3%〜6%程度の高金利で貸し出し
- その差額(利ざや)が銀行の利益となる
例:
- 預金金利: 0.1%
- 貸出金利: 5%
- 利ざや: 4.9%
ステーブルコインとの競合
ステーブルコインは銀行の利ざやビジネスに対する脅威となっている。
従来の銀行の優位性:
- 預金者に低金利(またはゼロ金利)しか支払わない
- フラクショナルリザーブにより、預金の数倍の貸し出しが可能
ステーブルコインの台頭:
- 銀行預金からステーブルコインへの資金移動が起きると、銀行は利ざやを稼ぐ元手(預金)を失う
- 銀行自身がステーブルコインを発行すると、100%準備金が必要で利ざやビジネスができない
McKinseyは、これを「銀行のジレンマ」と呼んでいる。
関連
- フラクショナルリザーブ - 利ざやを増幅する仕組み
- ステーブルコイン - 銀行の利ざやビジネスへの脅威
- 信用創造 - 利ざやを生み出す銀行の機能
- 準備金 - 必要な資金の保持
- ステーブルコインと国債と銀行の未来