コンウェイの法則
「システムを設計する組織は、その組織のコミュニケーション構造をコピーした設計を生み出す」というMelvin Conwayの観察(1967年)。
組織の構造がソフトウェアのアーキテクチャを規定するという法則であり、意図的に設計しなければ、組織図がそのままシステム構造に反映される。
逆コンウェイ戦略
望ましいシステムアーキテクチャを先に定義し、それに合わせて組織構造を設計するアプローチ。Team Topologiesはこの逆コンウェイ戦略を実践するためのフレームワークとして位置づけられる。
法制度への応用
現在の国会の構造(委員会制度など)は、法体系の構造からではなく政治力学から決まっている。望ましい法体系の構造から逆算して立法組織を設計すべき、という視点は逆コンウェイ戦略の法制度への適用にあたる。詳しくは法律はソフトウェアであるを参照。
認知的距離による再解釈
チーム内では較正ループが回る(相手の認知スキーマを繰り返し推定・更新できる)からモジュール内部の凝集度が高くなり、チーム間では較正ループが回りにくいから疎結合にならざるを得ない。ソフトウェア構造が組織構造に収束するのは、どちらも同じ認知的制約(認知的距離の較正可能性)の下で最適化された結果。
関連
- 認知的距離 - コンウェイの法則が成立する原理的説明
- 較正ループ - チーム内外の凝集度/結合度を規定するプロセス
- Team Topologies
- アーキテクチャ
- モジュール化
- Domain-Driven Design